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・紅あぐー物語のはじまり

紅あぐー物語の始まりはある日、偶然起こりました。
父のもとに沖縄の在来種「アグー種」が手に入ったのです。

まさかこの「父」と「アグー」の出会いから 新しい「物語」が始まるなんて思いもしませんでした・・・

みなさん、「アグー」ってご存知ですか?
「アグー」とは琉球在来豚の原種で、 1385年頃に中国より琉球王国に渡来しました。
黒くてたくましい体つきで、顔がながく、耳がたれていかにも 原種(猪に近い)感じの品種です。
戦前まで一般的に食されていましたが、戦後の混乱のなか数が激減し、 小型で、発育の遅いアグーではなく、生産性の高い白豚が浸透していく中で すっかり姿を見なくなってしまい、気づくとなんと18頭にまで減少してしまっていました。
絶滅寸前のところを「アグー」を愛する人々の努力により、 約10年かけて戻し交配が行われて少しずつ復活してきたのです。

アグーは成長が遅く、飼育方法にもすごく気を使う品種なのですが、 その肉質は優れていて、霜降りの割合が一般肉豚(LWD)に比べて5%と多く、 脂肪の溶ける温度(脂肪融点)が一般肉豚(LWD)に比べて38.1度と低く、 口の中に入れると、あま〜い脂がとろけます。
お肉も柔らかくコクがあり最高の豚肉です。

そんな沖縄在来種の「アグー」はどんなものかなと 父は趣味で自家用に育てていたのですが、 スーパーで購入して食べた「あぐー」と自分で作った 「あぐー」との味の差に衝撃を受けたそうです。

「うちのあぐーと全然違う!
これは、せっかく「アグー」が持っている良さを出し切れてないのでは?」

実は、どんなに品種が良くても、 与える餌や環境でお肉の味は大きく変わってきます。
育てる品種の持つ特性を熟知し飼料や飼育される環境を調整する必要があるのです。
「アグー」というだけで美味しいわけではありません。
また、アグーは原種(猪に近い)ので、獣臭をうまくコントロールしなければ、 臭みのあるお肉となってしまいます。
現在ではどこでも買える印象のある「あぐー」ですが、 本来の特徴を活かしていない「あぐー」が出回っているという残念な出来事が起きています。
また、父が「紅豚」を作りあげるきっかけとなった「消費量が生産量を上回っている」という、 減少が「あぐー」でも起こっていて問題となっています。
もしかしたら、偽物の美味しくない「あぐー」を食べて、 沖縄の在来種ってたいしたことないな、と思った方も絶対にいるでしょう。

そこで、父は思ったそうです。

アグーは沖縄の貴重な在来種。。。。
今は、あぐーが氾濫していて偽物や美味しくないものも出回っているが、 消費者は必ずその現状に気づくだろう、 そして、いつかは「あぐーの中でもアレが美味しいよね」というように、 消費者に選ばれる本物の味だけが生き残る日が来る。
本物の「アグー」の味をしっかり活かして、 食べた人みんなに「美味しい」と思ってもらえる、 そんな「あぐー」を俺は作りたい。。。

それに「紅豚」を生産するうえで培った技術を持ってすれば、 アグーの良さをもっと引き出せるのではないだろうか。
それに、現在取り入れているトレーサビリティシステムを導入すれば よりルートが明らかになり、消費者が本物の「あぐー」を安心して食べることができる・・・・

この瞬間に父の研究魂に火がついたようです。
翌日から直ぐにアグーの研究に取りかかりました。

研究を進めるとともに、紅豚の技術ならば 「アグー」の良さを引き出せると確信した父は、 桃原社長に「がんじゅう」で最高の「あぐー」を作り商品化したいと相談。
父の性格を知っている社長が反対する訳もなく、 「喜納さん、アグーブランドの中で一番美味しいものを作りましょう!」と、 共に新たな道へ踏み出すことを決意したそうです。

父の趣味で育てていた「アグー種」をランドレ―スやLW(ランドと大ヨークシャ)とかけて、 紅豚の配合飼料で飼育したものを「紅あぐー」としてブランド化することになりました。

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