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・父の背中

夜中に帰宅すると、ほろ酔いの父が話しかけてきました。
「しのぶ、俺は紅あぐーと紅豚をもっと美味しく  するからよ、見とけよ。」とのこと。
正直、びっくりしました。父の頭の中はずーーーっと フル活動で研究が続いていて、毎日が挑戦なんだ。
何て体力のいる生き方をする人なんだろうと半分呆れるぐらいの気持ちでした。

お父さん、次は何するの?と聞くと、

「乾燥させたバジルやハーブを飼料に入れる。」とのこと。

バジルをはじめ8種類のハーブを組み合わせ、 抗酸化作用のあるバジルや香草を使用し、脂の質をあげ、 お肉をさらに柔らかくして、獣臭を抑えるそうです。

そうそう、父の研究には実験がつきものです。
私達家族はそのために、休みの日は何トンものパンを粉にする作業や 乳製品を大きい釜で温めたりするという青春時代を送ってきました。
今回はどんな実験があるのだろうかと思っていたのですが、 すごく簡単でした。「飼料に混ぜるハ―ブを毎日食べるからお前も食べてみろ」とのこと。
実際に食べて感じる体内の変化を自分の体で体感しようという実験です。

このハ―ブがまた、お茶っ葉の濃いのに、 スパイシーな味わいが混ざって、 なんとも言えず美味しくないんです・・・

実は、私は数日でこの実験から離脱してしまいましたが、 父は今でも続けています。

そんな父の背中を見て、ネットショップをさせて頂いている 娘の私が「紅あぐー」を正しく広めていくことは私の使命なのでは?!
父はこんなに頑張っているのに、今、私は何も行動していない!と すごく、すごく反省しました。胸を打つこの気持ち。
でも、私に何が出来るだろうという不安。

紅あぐーは父の努力の元、本当に美味しく仕上がっています。
しかし、正直な話し、一般のあぐーに比べて価格が高いことと 生産頭数が少ないために、通常の流通にうまくのせれていない現状があります。
そもそも、販売する側の私達がその価値をうまく伝えることが出来ていないのです。

初心に戻って、 父の「紅あぐー」を販売していこう!!

そう強く思ったとき、私にある考えが浮かびました。
ネットショップを始めた当初、右も左もなんにも分からない私が 「紅豚物語」を片手に東京の「なみへい」さんというお店で試食会を開催しました。
すごく緊張したけれども、初めてのイベント、 沢山の方の前で父の想いを語りながら、目の前で紅豚を食べて頂き、 「美味しい」と言って頂きました。
紅豚物語を読んで涙してくださる方もいました。
父の大事なお肉を娘の私がこれから頑張って全国に広めていくぞ!と決心したイベントでした。

そんな私の初心といえる東京の「なみへい」さんというお店で、 前のように、父の「紅あぐー」をお客様に食べて頂くイベントを開催したい!
そこからスタートしたい!いや、しよう!!!と、二度目の決心しました。

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