<>1.「まい泉」と「紅豚」の 「奇跡の出会い」
「紅豚」は平成15年に誕生したまだまだ若いブランド豚肉です。ブランドが出来たきっかけを簡単にお話しすると、PHSの営業マンだった、当社の桃原(とうばる)社長が 生産者の喜納さんと偶然出会い、喜納さんの「豚肉」を食べ、その味や熱い「想い」にすごく感動したのだそうです。
「こんなに努力して作っているものはきちんとした形で世の中に出さなければ!」この想いがどうしても、拭いきれなかったらしく、周りからの猛反対の中、ブランド化し沖縄電力のベンチャー制度で会社を設立してブランド豚肉「紅豚」を誕生させちゃいました。
携帯電話の営業マンがまったく畑違いの「食品」の会社を起業する。色んな反対押し切って、毎日農場に足を運んで豚の勉強をし、汗だくになりながら 農家の頑固親父達と真剣に向き合う桃原社長。並大抵の苦労ではなかっただろうなと思います。そんなこんなで、たくさんの苦労を経てブランド化したんですが、そこからが本当に大変だったんです。
2.「 売 れ な い 」
桃原社長が営業に行くと、門前払いになることもしょっちゅうだったそうです。「良い商品」がありながら、話すら聞いてもらえない。その状態が数ヶ月も続き、さすがに桃原社長も疲れてしまい、「もう辞めようかな・・・」と、心が折れそうな日々が続いたといいます。そんな状況を見かねた知り合いから、「紹介だけしてあげる。後のことは分からないよ」と、「まい泉」の部長さんとお会いする機会を頂いた桃原社長が「まい泉」さんにお伺いしたところ、 なんと、あの、「まい泉」の創設者、小出会長自らが対応してくださったそうです。会長がお会いしてくださったことにびっくりした桃原社長は、その経緯を聞いて運命を感じたといいます。
3.偶然が重なった運命の日
その日の朝日新聞の朝刊に「沖縄電力豚も売ります」という当社に関する記事が出ており、それを偶然見た小出会長が、「面白そうな会社がのっている」と、部長さんに何の気無にお話されたそうです。
「これは偶然ですね~。この会社なら今日会う予定ですよ」と部長が返答したところ、「この会社なら私が会いましょう」となり、会ってくださることになったとのこと。
本当に運命ですよね。たまたま紹介してもらって、たまたま新聞に載った日で、たまたま会長がそれを見て、たまたま部長さんにポロッと言ってみたら、たまたまその日が桃原社長と会う日だった。桃原社長はこれがラストチャンスだと思い、農家の思い、これまでの経緯、本当に美味しい豚肉なのだ!思いの丈を涙ながらに二時間必死で話したといいます。
そして、話終えた桃原社長に小出会長が一言、「では、そのお肉をウチで扱うにはどうしたらいいですか」と優しく声をかけてくださったそうです。
その後「紅豚」の味を見て頂き、これなら大丈夫と、「まい泉」で実際に取り扱ってもらうことになりました。「紅豚」は生産頭数が少ないので、青山本店のみとなりますが、「紅豚ロース定食」と「紅豚ヒレカツ定食」をお召上がり頂くことができます。
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